Page 17 - 会報「窓快14号」
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   特集3
  木造は鉄骨造に比べ、コストが安く木造化が進んでいます。
木造と非木造のコスト比較例(保育室の試算)
● 実在する木造の保育園の保育室について、鉄骨造(内装木質化)で再設計して工事費を試算し、比較を実施。
● 木造の方が建物の重量が軽減され、基礎工事が鉄骨造より安くなった。また、木造の方は、構造材等をあらわしにするこ   とにより内装の木質化を省くことができる部分があるため、木造の方が下地・内外装工事が安くなった。
   室名・面積
構造種別
構造特徴
合計m²単価
鉄骨造
ラーメン構造
100,679円
保育室・335m²
木造
製材・重ね材 トラス造
80,342円
m²単価比
木造/ 鉄骨造
ー
0.80
 上部m²単価 躯体 下地
内外装
基礎m²単価
77,478円
34,661円
12,820円
29,997円
23,201円
61,144円
31,834円
8,160円
21,150円
19,198円
0.79
0.92
0.64
0.71
0.83
 ※比較の条件等、詳細な内容については、 (一社)木を活かす建築推進協議会
 ホームページ参照。
 http://www.kiwoikasu.or.jp/  technology/s01.php?no=373
5 (一社)日本サッシ協会  中低層木造ビル・店舗等へのサッシ取付上の注意点
強風など内外からの力に対してどの程度耐えられるかを示す性能
林野庁のデータを基に日本サッシ協会にて作成
 中低層の建物へのサッシ取付については耐風圧性能を確認の上、納入下さい。 耐風圧性能が足りない場合、サッシの変形や漏水の恐れがありますので十分ご注意下さい。
  耐風圧性とは、窓・ドアがどれくらいの 風圧に耐えられるかを表す性能のことで す。台風などの強風によって窓・ドアが変 形したり、ガラスが割れたり、また戸が脱 落することがないようにするために非常に 大切な性能です。面積 1m2 当たり、どれく らいの風圧に耐えられるかを基準とした等 級で示し、風圧の単位は Pa で表します。
住宅に使用する窓は、取り付ける高さ・ 立地などを考慮して、十分な性能のものを 選定することが大切です。
S-1 800Pa
S-2 1,200Pa
S-3 1,600Pa
S-4 2,000Pa
S-5 2,400Pa
S-6 2,800Pa
S-7 3,600Pa
 JIS等級
等級との対応値
(参考)風速換算値
       選択の目安
風速は36m/sに該当します。 風速は44m/sに該当します。 風速は51m/sに該当します。 風速は57m/sに該当します。 風速は62m/sに該当します。 風速は67m/sに該当します。 風速は76m/sに該当します。
※SはStructureの頭文字です。
約3m 約 800Pa S-1 約6m 約1,200Pa S-2 約9m 約1,600Pa S-3
 ※その他の窓性能についても日本サッシ協会HP    の『窓の性能10項目』にて、ご確認下さい。  (2次元バーコード参照)
階高
1F
2F
3F
- 15 -
高さh
民間の非住居木造物件が増えています
風圧力(C=0.8)
対応するJIS等級
  



























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